あらすじ
結婚式を目前に、聖女リディアは愛する王子アルフォンスと甘い日々を過ごしていた。アルフォンスは毎日のように「君なしでは生きられない」と囁き、リディアを誰よりも大切に溺愛してくれる。二人の未来は、花に囲まれた祝福のように輝いていた。
しかしその幸福は、隣国からの宣戦布告によって唐突に破られる。王族として国を守る責務を負うアルフォンスは出陣を決意。涙ながらに引き留めるリディアに、彼は強く抱きしめて言う。
「必ず帰る。絶対に死なない」
その言葉を最後に、アルフォンスは戦場へと旅立っていく。
愛する者を失う恐怖に揺れるリディアの祈りを残して──。