あらすじ
医療教会フィーカには「執刀医」と呼ばれる暗殺者がいる。「慈悲の執刀」により、「看過すべからざる悪瘡」を取り除くのが彼らの役目だ。
鉄甲技研ヴィティロスカには「璣人《きじん》」というカラクリで造られた肉体に置き換えた、特殊な強化兵士がいる。
魔導学院アルバルフには神童と言われる魔法使いがいる。彼女は単独で竜を打ち倒し、使い魔として従えている。
星環教には「星痕持ち」という特殊な「神子」がおり、彼らは星の、ひいては星䨩神ステラミラの声を聞き啓示するという──。
エルヴァスティア大陸。大陸西部地域を指すその土地は、長らく平和と戦乱を繰り返し、現在の火狩の時代を迎えていた。
国同士の表だった争いは鳴りをひそめ、対人戦から対獣・対竜戦闘に移り変わっていく狩りの時代を迎え、人々の生活は様子を変えていた。
しかしそんな時代にも人の術数権謀は渦巻き、水面下の争いや醜い闘争は続いていた。
数々の組織が大陸を駆け抜け、暗躍し、時に大々的に事件を解決していく──。
ある城塞都市では、鉄鉱王とあだ名されるジェーンバッハ城伯に拝謁叶うため、技研ヴィティロスカの特務査察官である青年・ライデンが、駅に降り立っていた──。