あらすじ
千葉県の小さな街に住む17歳の高校2年生、柴田夕香里(しばた ゆかり)。
引っ込み思案で、人前に出るのが苦手な彼女は、小学生の頃に兄と訪れた子供演劇団で舞台の魅力に取り憑かれる。しかし自信のなさが壁となり、夢に手を伸ばせないまま年月が過ぎていた。
高校に入り、渋々演劇部に参加した夕香里は、先輩たちの圧倒的な演技力に触れ、自分も舞台で“内面を揺さぶる表現”をしたいと強く願うようになる。
最初は脇役として舞台に立つだけの彼女だったが、初めてスポットライトを浴びた瞬間、胸の奥で小さな炎が灯る。緊張と高揚の入り混じる舞台の世界で、友人や部員たちとの絆を育み、演劇を通して自分だけの声を見つけていく。
やがて夕香里は、自作脚本に挑戦し、仲間との困難を乗り越えながら、大会や合同公演で自らの才能を開花させる――。
舞台の光は、引っ込み思案な少女を誰もが振り返る存在へと変えていく。