あらすじ
この作品は、探偵として生きる苦悩と業を、苛烈な性描写などを交えながら、暗澹としたタッチで描ききった、ちょっきの遺書的な意味合いを持つ秀作……とはほど遠く、ライトでポップな短編本格ユーモアミステリです。
テーマもあまりなく、殺人犯も簡単にわかるようにしてあります。
取り扱い注意としては……。
1.ちょっきの処女作『探偵小説』のネタバレがほんの僅かにありますので、一応、前作に目を通してから読み進められることをお勧めします。
2.本作を気に入らない際には、打たれ弱い作者に最大限配慮し、その憤りは胸に秘め、近隣住民に迷惑にならない程度に空に向かって奇声をあげてみる。
3.それでも怒りが収まらないときは、熱いお湯に肩まで浸かって、好きな俳優とのデートを夢想し、明日への活力とする。
以上です。
ちなみに今回は本当に、殺人犯はすぐわかるようにしてあります。『探偵小説』の難易度を10とすると、『探偵失格』は高く見積もっても……3くらいの難しさです。
奇特にも前作を読まれた方は、上記文章をどこまで真に受けてよいものか……と、訝しんでおられる方もいるやも知れません。が、それは、ページをめくってのお楽しみ。
前口上が長くなりました。
それでは、『探偵失格』、始まり始まり。