あらすじ

現代版『夏の夜の夢』

夜のフェスティバル
光るスマホの画面に
「相性99%」と告げる通知が走る

恋は矢ではなく
アプリのバグで狂い出し
誰もが違う誰かを抱きしめる

都会を逃れた森の奥
スピーカーからこぼれる低音が
心臓の鼓動とすれ違う

愛していたはずの人の名を
指先が消去し
見知らぬ名を保存する

夢なのか
現実なのか
朝焼けが答えをくれないまま

ひとり笑い、ひとり泣き
絡まった糸を解こうともがく

けれど
夜が明ければ誰もが言う
「昨夜のことは、ただの夢だった」と

そしてまた
スマホは光り
次の恋の通知を告げる

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アルファポリス
アルファポリス2025/08/27
  • 現在の作品現代版『夏の夜の夢』