あらすじ
仕事も定年で辞めて、退職金と年金で自由に生きる達也は今年で75歳。
奥さんは先に旅立ったが、孫もよく遊びに来るので毎日が忙しくも充実した人生。
そして達也の若い時からの唯一の趣味はバイク。
若い時はレプリカのバイクをかっ飛ばしては瀕死の重傷になる事は良くあったが、それでバイクを降りようとは一切思わず、次こそはバイクと共にうまく走れると信じて疑わず、50年が経過した今でもバイクと共に走る事は止めず、乗っているバイクは違えど、バイク愛は衰えるどころか、更に深まっていた。
達也は毎朝4時には起きて、バイクで峠道を走る朝練を繰り返していた。
その日もいつもの様に朝練をしていたが、何か嫌な予感はした。
しかし、バイクに乗っていれば、調子の悪い時もあるだろうと思い愛車と共に峠道を走っていたら、コーナーに砂利が見えてやばいと思った時にはタイヤが滑り、俺は愛車と共に崖に落ちてしまった。