あらすじ
侯爵令嬢リディアは、王太子との婚約を大勢の前で一方的に破棄され、屈辱の淵に立たされる。
けれどその瞬間、彼女に手を差し伸べたのは「冷酷無比」と恐れられる宰相エドガーだった。
「私の妻になる気はありますか」
理屈と誠実を武器に政を司ってきた男と、裏切りに傷ついた令嬢。
最初は契約から始まった結婚生活だったが、日々を重ねるごとに見えてくるのは――不器用な優しさと、隠しきれない愛情。
冷酷と噂された宰相が見せる素顔に、令嬢は次第に惹かれていく。
噂や陰口、王太子との再会、数々の誤解やすれ違いを乗り越えた先に待つのは、真実の愛と誇り。
これは――「契約の婚姻」が「本物の夫婦」へと変わっていく、甘く切ない恋物語。