あらすじ

『油の紳士』が焼け死んでから、もう半年が過ぎる。  『灰の女王』は、未だに王宮から出てこない。  治世に問題はない。相も変わらず、ここ『ゼノピア』は治安が悪い。  それでも『私』が入り浸る、この『ボロを纏った工房』だけは平穏を保っていた。  いつからか忘れてしまったが、小さな頃から、私は夢を見る。  そこにはゼンマイ仕掛けの猫がいたり、喋るシャケがミュージカルをしていたり、真珠の涙を流す猿の男爵がいたり、熊の体をした蜂がヘドロを吐いていたりした。  いつからか、灰の女王がどうやら具合が悪くなってから。  夢の世界には偶に、灰が降ってくるようになり、少しだけ、暗い雰囲気。  いいえ。元から治安は悪かったし、別に気付いてなかっただけで、元から何も変わっていないのかもしれないわ。  夢なのか、空想なのか。  どちらにしたって、気にする必要なんてないわね。  現実には、なんの意味もない。  私は、灰の勇者。  そして、*******。

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カクヨム
カクヨム2025/06/23
  • 現在の作品転移も転生もしてないけど、私は灰の勇者。