あらすじ
——匿名で壊した羽を再び飛ばす……。
青葉陸——僕は、あの頃、伝説的なインディーズVdle《カノン》に刃を向け続けた“最低のアンチ”。
教室の隅にいる無口な彼女。ある日、僕は彼女が歌っているところを目撃してしまう。
様々な壁を乗り越えて、僕は彼女に伝える決意をする。
自分が最低アンチだった、と。
許されなくても、せめて支えたい。
放課後の放送室で、2人だけの再起が始まる。
僕は裏方で音と映像と“言葉”を編み、彼女は震える声で前を向く。
匿名と本音、罪と恋、放課後の光とノイズが交差して、“ごめん”と“好き”は同じマイクで混ざり合う。
——叩いた指で、今度はRECを押す。
初めてのステージへ。彼女がもう一度、世界に羽ばたくために。
青葉 陸(あおば・りく)/主人公。僕。
過去に《カノン》へ匿名で辛辣なコメントを送り続けた“元アンチ”。
今は廃部寸前の放送部で裏方に徹し、奏を支える。
桜井 奏(さくらい・かなで)/ヒロイン
切なげで言葉数の少ない地味な同級生。
一人称は「わたし」、主人公を「きみ」と呼ぶ。
七瀬 玲(ななせ・れい)/静かな隣人
黒髪ツインテール+片目隠し。吹奏楽部。現実では寡黙だが、メッセージアプリ《Read》では明るい「レイ」として二人を励ます“優しい手”。