あらすじ

1話完結型です!本編(https://ncode.syosetu.com/n1278ke/)を見てからの閲覧推奨です! ━━━━━━━━━━━━━━━ 森の中、李夏はひとりさまよっていた。ほんの少し仲間たちとはぐれただけなのに、なぜか戻れない。景色はどこまでも同じで、足音だけが虚しく響く。 そんなとき、彼の前に現れたのは、蔦に覆われた古びた石の門だった。ぶら下がる木札には――『黄昏の記録庫』の文字。 「記録庫……図書館?」 半信半疑のまま門をくぐると、小さな小屋の扉が現れる。ギィと軋む音とともに扉を開けた瞬間、李夏は目を見張った。 中に広がっていたのは、外からは想像もできない、空間ごと別世界のような巨大な書架群。天井の見えない空間に、無数の本が並び、靄の中をやわらかな光が降り注いでいる。 誰もいないはずなのに、誰かの視線を感じる。 静寂の中を歩く李夏のもとに、ふいに一冊の本が舞い降りた。金の文字で名が記されていた。 ――『アレクセイ』。 それは、李夏が旅の初めに出会った、あの白獅子の名前だった。 「……アレクセイ?」 震える手でページをめくれば、荒野、戦場、吹雪の中に立つ、知らないアレクセイの姿。風の冷たさすら肌に感じる、そんな現実のような記録。 これは、彼の過去だ。 なぜこの本があるのか、そんな疑問はもうどうでもよかった。 もっと知りたい。もっと、友達のことを。 李夏はその本を抱え、物語の奥へと足を踏み入れる。 ――それは、仲間たちの知られざる物語の始まりだった。

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小説を読もう2025/07/29
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