あらすじ
居場所をなくし、朝の駅のホームで立ち尽くしていた少年·春人。
声をかけたのは、一人旅を続ける男·秋吉だった。
「こんな時間に、家出か?」
差し出された缶コーヒーと何気ない言葉。
それが二人の旅の始まりだった。
過去に囚われたまま生きる秋吉。
孤独と絶望に押し潰されそうな春人。
互いに多くを語らずとも、少しずつ距離を縮めていく
二人の道行き。
旅の途中で出会う人々、差し出される優しさ、そし
て秋吉が抱える日記に記された「あいつ」の存在。 次第に浮かび上がってくるのは、春人の知らない■■の姿と、秋吉の秘められた想いだった。
旅路の果てに二人が見つけるのは、別れか、それとも新しいー歩か。