あらすじ
俺のクラスへ五月に転校して来た、元芸能人の――田村なつき(たむらなつき)
五月という微妙な時期に転校して来た田村さんは、芸能界の時に良くない噂が流れていたということもあり、転校初日からクラスでは一目も二目も置かれてしまうようになり孤立してしまっていた。
そんな彼女の様子を俺は陰から気にかけてはいたのだが、彼女に歩み寄る男子達が次々と撃沈していく流れを見ているうちに、俺は中々自分から歩み寄る勇気を持てないでいた。
そんなある日のこと。予想だにもしていなかったことが起こる。
それは、田村さんが転校してきて二週間が経ったある日のことだった。
この日は、二年生になった俺達にとって初めての席替えが実施されることとなるのだが、なんとその席替えで俺は、田村さんの隣の席に当たってしまうのだった。
クラスの連中が不安そうに見守る中で、俺は警戒しながら田村さんの隣に向かったのだが、俺が彼女の隣で初めて見ることとなった彼女の真の姿はとても意外なものだった。
思い返せば、俺の人生はこれがきっかけで回りはじめたのかもしれない。