あらすじ
大学二年生の篠原悠真(しのはら ゆうま)。
真面目で几帳面、生活力もそこそこある彼は、両親が海外に出ている間、保護者代わりとして妹と二人暮らしをしている。
──問題は、その妹・篠原美咲(しのは みさき)。
高校一年生の彼女は、口が悪く兄を煽ることに全力を注ぐ“ガチメスガキ”。
「お兄ちゃん、彼女ゼロ? 大学生のくせにダサ〜!」
「勉強? 赤点でも死なないし? てかスマホ没収とか独裁者〜!」
挑発、悪態、負け惜しみ。ありとあらゆる言葉を武器に兄をからかい続ける。
そんな日常に堪忍袋の緒が切れた悠真は宣言する。
「次に赤点を取ったらスマホ没収だ。……俺が本気で更生してやる」
かくして始まったのは──
生意気すぎる妹と、調教師を自称する兄による矯正バトル。
勉強、生活習慣、社会経験。
兄は理屈と行動で妹を追い込み、妹は挑発と屁理屈で反撃する。
口撃と矯正が火花を散らす毎日。だがその裏で、ほんの少しずつ変わっていく二人の関係。
「……ちょっとだけ、今日はありがと」
「何だよ急に。らしくないな」
「べ、別に! お兄ちゃんに感謝とかじゃないし! 勘違いすんな!」
ガチの挑発と甘々な隙間。
その狭間で繰り広げられる、兄妹コメディ。
これは“更生”を掲げた兄と、“絶対に負けたくない”妹の物語。