あらすじ
あらすじ
音大で作曲の講師を務める誠司には愛人がいる。ヴァイオリン科四年生の桜花だ。
桜花との将来を望んだ誠司は、探偵の津田を雇って妻の玲子の弱みを握ろうとする。津田からバット女という奇妙な存在の話を聞かされるが誠司には意味不明だ。
津田の調査により玲子に男の影があることを知った誠司は、玲子との幸せだった過去を思い、悩む。
そこへ第三の女、祐花が現れる。派手な車で誠司に道案内をさせて消えてしまう。
玲子が怪しい動きを見せた。予定にはなかった出勤をするという。津田に追跡を命じて、自分は桜花のもとに向かう誠司。妻が他の男に抱かれているまさにその時に、果たして自分は桜花を抱けるのか。それを確かめるために。
ところが、早朝にも関わらず、桜花の部屋から山本という男子学生が出て来た。
桜花に不貞の疑いを突き付けるが、桜花は否定する。二人の間に大きな溝が生まれる。
桜花と妻の玲子。二人の女に嘲笑われていたのだ、と怒りを見せる誠司。祐花とも連絡が取れない。
桜花ときちんと話そうと思い立った誠司は、駅のコンコースで、桜花、玲子、そして祐花が同じベンチに座っている場面に遭遇する。
桜花はやがて現れた山本とじゃれ合い、去って行く。そして玲子の前には、なんと、津田が立った。親しげに話している。二人は同級生だったのだと言う。
妻の不倫相手は津田であり、誠司の不倫を探るために津田を仕込んだと確信する誠司。津田を通じて桜花の存在を知られてしまったので不利な条件で離婚を迫られると焦った誠司は、自分の方から玲子に別れを告げる。
だが、出て行った玲子の手紙から、不倫の事実はないと知る。
卒業式では、婚約者や山本が傍にいるにも関わらず、自分だけを見つめて激しく泣いている桜花を見て間違いに気づく。
後ろからバット女の気配が。祐花がバット女の正体を囁く。それは誠司自身の妄想だったのだ。
振り向く誠司。だが、誰もいない。誠司の傍には、誰も、いない。