あらすじ
SNSで拡散された「日本の都市がアフリカに譲渡される」という衝撃的な噂。
今治市出身の大学生・藤井葵は、故郷が突然“モザンビークのホームタウン”に指定されたというニュースに動揺する。
幼馴染で国際関係学を専攻する天野創、冷静沈着な法学部生・星野怜と共に、葵は真相を探るため調査を開始。
JICA(国際協力機構)の成り立ち、ODAの裏側、そして国際協力の光と影——。
やがて三人は、公式発表と現地報道の齟齬、治安リスク、そして「国際協力」という名の下に隠された戦略的思惑に辿り着く。
真実を見極めるために必要なのは、情報を鵜呑みにしない目と、市民として声を上げ続ける勇気だった。
これは、若者たちが“国際協力”の現実と向き合い、未来を選び取ろうとする社会派青春ストーリーである。