あらすじ
魔術を愛し、魔術を追い求めながらも――俺は一度も魔術を使えぬまま生涯を終えた。
生まれつき魔力を蓄える器官を持たない俺は魔術を使えなかった。
それでも諦めず、魔術の研究を続けた末、過労と飢えで命を落とした。
……だが、目を覚ますと、俺は貴族の家に生まれた赤子だった。
声を発することはできない。だが、胸には確かな魔力が宿っている。
この世界の常識は「魔術は詠唱してこそ発動する」。
ならば、俺は声なきまま魔術を操る術を作り出す――詠唱なしの魔術体系を。
これは、声を持たぬ転生者が、常識を覆し魔術の新時代を切り開く物語。