あらすじ
魔力のないF級冒険者、ティタ。
彼の毎日は、高ランク依頼のおこぼれをもらうための荷物持ち業務に費やされる。
周囲からは落ちこぼれ、金魚のフンと蔑まれても、本人はケロリとまるで気にもしていない。
ーーけれど、そんな無能(を装った)男には秘密がある。
それは、魔力を一切使わずに魔法を扱える力。
常識外れの力を隠しながら、ティタは荷物持ちの裏で、コツコツとある物を壊して回っていた。
そのある物こそ、魔物を生み出す災厄の正体。
しかし、その存在を知る者は、世界でただ一人――ティタだけ。
上位魔物に追いかけられようが、S級冒険者に絡まれようが、彼はのらりくらりと遺物を破壊し続ける。
やがてその力は実力者たちの目に止まり、誰もが疑問を抱き始める――
「彼は……魔力がないんじゃないのか?」