あらすじ
城ケ崎高校一年生の敷浪楓介(しきなみふうすけ)は、ある日の三限目の授業中、隣の席の女子、桃木露(ももきつゆ)がイヤホンを耳に付け、こっそり何か聴いているのを目にする。
露は俗に言う陰キャラ女子であり、見た目としても前髪で目が隠れていたり、スカート丈は長めで、声もボソボソと小さいため、クラスでもどちらかというと小バカにされるような、目立たないタイプの存在だった。
しかし、高校入学から隣の席だった楓介は、彼女が髪を上げた本当の容姿について唯一知っており、めちゃくちゃの美少女であることも認知している。
どうにか他の男子にそれを知られる前にお近づきになり、仲良くなれないかと画策していたところ、露が授業中にイヤホンを耳に付け、何か聴いているところを目にする。
いったい何を聴いているのか、と何となく考えていた矢先、アナログチックなイヤホンが突如抜け、その音声が露わになる。
露が聴いていたのは、なんとゴリゴリにハードなエロ音声で、教室中に大音量の絶頂ボイスが響き渡る。
辺りは騒然となり、当の露本人も顔を真っ赤にさせ、世界の終わりのような表情を浮かべていたが、楓介はとっさの判断でこれを自分が流したものだと言い張り、露を窮地のところで救う。
以降、露は楓介を命の恩人として崇めてくるようになるのだが、同時に重たい感情のようなものをガンガンにぶつけてき始めて……。