あらすじ
雨が、降り続けている。
永遠に等しい時の間、意味など聞くのも馬鹿らしい程、降り続けている。
ずっとずっと、終わりなんてなく、降り続けている。
神に愛されたかの人は云った。それは主の祝福だと。
それだけが正義であり、疑いは神への冒涜と同義だと。
異端に堕ちたその人は云った。それは世界の理だと。
真実から目を背けてはならない。彼らは未だ愚蒙だと。
けれども、そんなちっぽけな議論なんて無意味だと。
そう証明するかのように、雨が全てを流し去っていく。
この世界で、雨が降り止む事はない。
雨が、降り続けている。