あらすじ

2045年の日本。主人公は、定年を待たずして、母親と娘夫婦が暮らす、過疎化した農村へ移り住んで、のんびりとした暮らしをしていた。 娘夫婦に初めての子どもが生まれ、一カ月ほどたったある日、母親が妙な会話を始めた。客観的には、子どもに向かって独り言を喋っているのだが、高齢の母親が知りえない事柄をスラスラと声色を変えて話す姿は、誰かと会話をしているようだった。 その内容は、今から三千年以上前の地球と「美しき星」で起こった大事件についてである。その頃の地球は、他の星の宇宙人によって占領され、捕虜の兵士や拉致した人を閉じ込めるための星だったのだ。美しき星でも百人以上が拉致され、地球に幽閉された。拉致された中に現在の主人公の母親もいたのだ。 主人公は、母親の奇妙な会話を聞いて、地球の成り立ち、自分の素性、使命を初めて知ることになった。美しき星での彼の名前は、ラマナと言った。彼は、アカシックレコード(宇宙の全ての情報が記録されている保管庫)の代表で、知識も豊富で勇敢な青年だ。彼は、皆を救うために志願して地球へ来た。閉ざされた地球に入るためには、一旦魂の記憶を消し、皆を救うため、再び記憶を取り戻す必要があった。 皆がラマナに期待を寄せていた。しかし、地球で起こる数々の問題が、宇宙の破滅を招く恐れがあると、全宇宙が結集し、地球の内部から変革するために、何十万もの魂を送り込んで大介入を行った。その結果、2025年、ついに地球は、大宇宙の仲間入りを果たした。これにより地球を占領していた宇宙人は去り、囚われていた魂は、星へ帰還できることになった。主人公の母親もこの一連の話をし終えたのち、迎えに来た魂と共に地球を去っていった。 主人公ラマナは、この話を完全に信じきったわけではなかった。その後も自分の好きな事をして暮らしていたが、ある日、生まれ変わった母親が、子どもの姿で現れ「アカシックレコードに問題が起こり、宇宙が滅亡の危機に陥っている、助けて欲しい」と告げた。 彼は、皆を助けるために勇敢に突き進んだ。その姿は、記憶がなくなる前の彼そのものだった。 その後、彼の家から暗号で書かれたノートが見つかった。これは、記憶を取り戻す方法なのか、それとも……。 この物語は、平凡な暮らしをしていた主人公が、不思議な体験を通して、自分の使命を知り、真に進むべき道を見つけていく話である。

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小説を読もう2025/08/25
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