あらすじ
「エステル・リンガード! お前との婚約は破棄だ!」
私にそう告げる元婚約者の王子と、その隣に侍る少女。そして、彼らを取り巻く三人の王子の側近。
その光景を見て、前世の記憶の中にある乙女ゲームを思い出した。
だが、どこか違和感が……。
「そして、お前もだ。お前のような側近はもういらない!」
「何故ですか、殿下!?」
私と一緒に追放されたのは、次期騎士団長と噂されていたディルクルム・ハルメッツ。
悪役令嬢だったエステルに成り代わった私と、攻略対象者だったのにヒロインのお眼鏡にかなわなかったディルクルム。
私たちは二人仲良く、北の辺境の地へ。
左遷されメソメソ泣くディルクルムをよそに、私はさっさと立ち直る。だって、もうここで生きなきゃいけないんだから。
そんな悪役令嬢だった私と、ヒロインのハーレムからあぶれた騎士のお話。