あらすじ
突如、世界中に出現した謎の迷宮『ダンジョン』。人々は神々から与えられた『スキル』を手に、富と名声、そして夢を求めてダンジョンに挑む時代。
高校生の俺、相葉響(あいばひびき)のスキルは、一度通った場所を地図にするだけのゴミスキル『地図化(マッピング)』。戦闘能力は皆無。おかげでダンジョン配信を始めても視聴者は常にゼロ。同級生のエリート配信者からは馬鹿にされる毎日だ。
「もう、配信なんてやめようか……」
諦めかけたその日、俺の配信に初めての視聴者が現れた。クラスメイトで、孤高のクール美少女と噂される月読雪奈(つくよみゆきな)だった。
『あなたのスキル、ゴミなんかじゃない。それは、まだ誰も知らない世界の真理を見通す眼――神眼(ゴッド・アイ)よ』
彼女の言葉をきっかけに、俺の『地図化』は覚醒する。隠された道、罠の位置、未発見の宝箱、そしてフロアボスの弱点まで。すべてが、俺の眼には視えていた。