あらすじ
「お前のスキルは戦闘の役には立たない」――俺は勇者パーティからそう言って追放された。俺の【評判鑑定】は、確かに魔物を倒す力にはならない。絶望の中、辺境の街で小さな道具屋を開くことにした。そこで気づく。このスキルは、ガラクタに眠る真の価値や、客が本当に求めているもの、さらには街に流れる噂の真偽まで見抜けることに。「この寂れたナイフは、いずれ伝説の職人が打った名剣として再評価される」「あの商会長の人の良さそうな評判は、すべて嘘だ」俺は人の心と物の未来を読み解き、やがて大陸一の富を築いていく。これは、追放された鑑定士が、世界の裏側を知り尽くす物語。