あらすじ

……ここは……うち? リアは、ぼんやりと目を開けた。 見慣れた自室の、高い天井が目に入る。 ……あれ?何か変だ。……そう、私は出かけていたんだ、国境まで。……と、いう夢を見ていたのか?……いや、違う、ペイジまで視察に行っていた筈だ。 リアは天井を凝視しながら、自身の記憶を辿った。 ……せめて、分隊を連れて行けと言われていたのだが、振り切って単独で出向いたんだ。ペイジでケールと合流して、彼に案内を頼んで……。そうだ!橋を渡っていたんだ、ランウェル橋を。それから……? ……「ランウェル橋だって!?」 ……な、なんだ!? ……「なんだ、なんだ!?ここはどこだ!?」 …………まずいかも……頭の中で声がする。どこか打ったか?確かに後頭部がズキズキする……。 ……「おい!答えろ!ここはどこなんだ!?」 セイントレア国の王女リアは、ちょっと変わった王女だった。 料理、裁縫、お茶会、女子会――彼女の好みでないものをやらせようとすると嫌がりむずかり、剣、馬、喧嘩、決闘ごっこを繰り返した結果――想像通りの姫となった。 今となっては、リアの使命は戦うこと。 その日も、危ないと言われているランウェル橋付近を視察していたのだが――?

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小説を読もう2021/12/01
  • 現在の作品亡霊に取り憑かれた王女