あらすじ
彼は、大きな口をキュッと上げて、楽しそうに笑う同級生。
日に焼けた大きな手は、直ぐ近くにあるけれど、私が触れる事は無い。
目があっても視線を逸らし、話しかけられても素っ気なくしてしまう。
そんな可愛くない私は、彼の楽しそうな姿を見ているだけでいい。
片思いのままひっそりと終わる恋だと思っていたのに、どうしてもっと近づきたいの?
足踏みばかりで何も出来ないのに、どうしてもっと好きになるの?
ねぇ、私。
ものすごく馬鹿な夢を見てしまいそうだよ。
高校3年。夏休み。
こんなに特別な夏が来るなんて、想像もしなかった。