あらすじ
プルウィア・リーベルは〈破壊の魔女〉と呼ばれ、監禁・拷問をされてきた。
しかし彼女は破壊の力を使えず、できる事は、特定の条件下で人の死を予見する事だけだった。
そんなプルウィアは一人の少年と出会い、その優しさに触れて恋をして。
そして最期に、彼に裏切られて致命傷を負い、憎悪に駆られるまま怨嗟を吐いて絶命した。
本当は、暴走して大勢の人々を殺戮したプルウィアを、彼が殺して止めたのだという事も知らずに——。
それから四百年後。
プルウィアはティアー・フローヌという少女に生まれ変わり、前世で自分が犯した罪を知って罪悪感に苦しんでいた。
そんなある日、ティアーは誘拐され、窮地に陥っていたところを一人の少年に助けられる。
彼の名前はイルミネート・ヴィーユ・パヌティエール。
ここパヌティエール王国の第二王子であり、優しい心の持ち主であり。
——そして、四百年前にプルウィアを殺した少年の生まれ変わりだった。
イルミネート自身は、前世の事は覚えていないようである。
かつて自分を殺した少年との予期せぬ再会。
ティアーは激しく戸惑うも、イルミネートの死を予見した事で、彼を救う決意を固める。
全ては、四百年前の贖罪のために。
ところが、実はイルミネートも前世の記憶を持っていて——?