あらすじ
ゲームのために生き、ゲームの中で死んだ男――天城蓮。
かつて世界大会を制したトップゲーマーは、気づけば見知らぬ大広間に立っていた。
そこに集められたのは、同じく転生した百人の“元ゲーマー”たち。
神は告げる。
「これより、汝らに“勇者選定試練”を課す。一人を残して、九十九人は淘汰される」
召喚者には一人ひとつ、強制的に「武器」が支給される。
聖剣、大弓、魔杖……強力な武具を得て喜ぶ者たちの中、蓮の手に渡ったのは――「錆びた短剣」。
攻撃力ほぼゼロ、特殊効果もなし。誰もが笑い、即脱落を確信する外れ武器。
だが、蓮は笑った。
「いいね……誰も知らない攻略法を掘り起こすのが、ゲーマーの仕事だろ?」
やがて彼は、
聖剣の模造品を振るう気高き令嬢リディア
商人の天秤を背負う道具屋娘ミナ
という二人の少女とパーティを組む。
他の転生者たちと一時的な同盟を結び、時に裏切られ、時に逆転しながら――
“最弱の短剣”はやがて最強の切り札へと変貌していく。
百人のゲーマーが蹴落とし合うデスゲームの果てに、真の勇者となるのは誰か?
これは、マイナー装備で天下を取る転生ゲーマーの、逆転と策略の物語である。