あらすじ
あなたが毎日、当たり前のように目にしている故郷(ふるさと)の風景。
その丘の上に、川のせせらぎに、古びた石碑に、知られざる物語が眠っていることを、知っていますか?
これは、毛利元就や浅野長晟といった歴史の英雄ではない、広島市瀬野という土地で生きた「名もなき人々」の物語です。
神の声が聞こえなくなった古代の巫女。
戦国の世に、魂の一振りを打った刀鍛冶。
西国街道の難所で、汗と唄にまみれた馬子。
鉄道の難所「セノハチ」を支えた蒸気機関車の機関士。
彼ら、彼女らのささやかな、しかし偉大な「足跡」を辿る、連作短編集(オムニバス形式)の歴史冒険譚。
物語を読み終えた時、あなたの見慣れた日常風景が、先人たちの情熱の結晶として、色鮮やかに見えてくるはずです。
歴史の専門知識は一切不要。
故郷を愛するすべての人に贈る、人間ドラマをお楽しみください。