あらすじ
音大に通う主人公は、吹奏楽専攻の学生。
楽器の演奏は得意だが、肝心の指揮だけはどうにも苦手で「メトロノームで十分」と皮肉を飛ばす始末。
そんなある日、練習室で開いた楽譜《木星》から現れたのは、乱暴口調で体育会系ノリの少女――ユピルだった。
彼女は木星の力を宿す存在で、雷と重力を操る「守護者」。なぜか主人公を「自分の指揮者」と決めつけ、半ば強引に戦いへ巻き込んでしまう。
現れるのは、音を喰らい世界を侵略する異世界の怪物たち。
ユピルの力を制御できるのは主人公の指揮だけだが、未熟なタクトさばきでは暴発の連続。
「もっと腹から声を出せ!」「肺活量が足りねぇ!」と筋トレに付き合わされ、日常はすっかり体育会系地獄に。
音大の仲間からは「お前何やってんだ」と呆れられつつも、授業や演奏会の裏で侵略者と戦う二重生活が始まる。
皮肉屋でやる気ゼロの主人公と、元気が服を着て歩いているような雷娘ユピル。
反発しあい、ツッコミと暴走を繰り返しながらも、戦場でだけは互いを信じて息を合わせる――。
やがてそれは、バディを超えた絆へと変わっていく。
音楽と筋トレとドタバタ学園ライフ。
そして、異世界から迫る沈黙の侵略者を前に響くのは、ひとりの音大生の未熟なタクトと、木星の雷鳴。
「音楽で世界を守る? 冗談じゃねえ。でも……指揮するのは、俺だ!」