あらすじ
京都の超名門私立高校、洛北祥雲学園。
そこは目に見えない序列、スクールカーストに支配されていた。
最底辺の“観客席”から、そのゲームを冷ややかに眺めるだけの俺、音無奏。
だがある日、俺の眼に人の嘘や本音を数値化する異能〈観識スキル〉が宿る。
手に入れた神の視点。
俺はそれを使って、腐った序列を内側から破壊する“脚本家”になることを決意した。
立ちはだかるのは、学園の頂点に君臨する絶対女王、久条亜里沙。
完璧な笑顔の裏に、冷徹な計算を隠す、彼女の“弱点”を俺だけが知っている。
全てを照らす太陽王、天宮蓮司。
力で全てを支配する影の帝王、轟木剛造。
そして俺の能力が唯一通用しない謎の少女、白瀬ことり。
数多の天才たちが渦巻くこの戦場で、俺は偽りの仮面を剥ぎ取っていく。
これは孤独な観客が神の眼を武器に
偽りの天才たちを駒として、盤上をひっくり返す物語。
果たして少年は本当の自分を、そして失われた誇りを、取り戻すことができるのか。
――知略と心理戦の幕が今上がる。