あらすじ
地味で不吉な黒髪と、触れた植物を癒やす不思議な力を持つがゆえに、家族から「呪われた子」と疎まれてきた公爵令嬢エリアーナ。彼女の魂には、ハーブを育てることだけが癒やしだった元OLの記憶があった。
ある日、王太子から「地味で陰気だ」という理由で婚約破棄を告げられ、代わりに華やかな妹が新たな婚約者に選ばれる。しかしエリアーナは、望んでいた自由な生活が手に入ると内心で歓喜していた。
追放同然に押し付けられた呪われた辺境の不毛地。エリアーナは自身の浄化の力を使い、その地を緑豊かな楽園へと変えていく。
そんな彼女のもとを視察に訪れたのは、「氷の公爵」の異名を持つ騎士団長アレクセイ。彼もまた、強大すぎる氷の魔力を制御できない呪いを抱えていたが、エリアーナのそばにいると不思議とそれが和らぐことに気づく。
これは、捨てられた令嬢が辺境で本当の幸せを見つけ、氷のように冷たい公爵様から、とろけるほど甘く過保護に愛されるようになる物語。彼女を捨てた家族や王太子が後悔するのは、もう少し先の話。