あらすじ
1997年、夏。
高校二年生の小暮詩織は、東京から特急で三時間、星が美しく見えることから名付けられた小さな町、星美町から、美術予備校の夏期講習に参加していた。そこで彼女は、運命を変える出会いを果たす。
「…色づかいは変わってないな」
「七夕の短冊…何を書く?」
どこか謎めいた言葉を投げかける、翡翠色の瞳を持つ少年、月城蓮。
彼の才能とまっすぐな眼差しに惹かれた詩織の人生は、静かに、しかしダイナミックに動き始める。
時は流れ、時代はY2Kに沸く2000年代へ。広大なアメリカの自然を舞台に、遠く離れた二人の運命は再び交錯する。
これは、古き良き時代を背景に、それぞれが自分の「光」を見つけ出す、ノスタルジックな物語。
遠い空の下、失われた色が、再び輝きを放つ。
※この作品はフィクションです。物語の舞台となる場所には実在する名称が含まれますが、描かれる出来事は創作です。