あらすじ
かつて「とんち小僧」と呼ばれた十休は今や立派な僧となり、人々から「十休上人」と呼ばれていた。
ある日、天下を治める将軍に招かれ、城に赴く。
将軍は、城に伝わる「汝豈の括玉(なんじあにのくくりだま)」を十休に示す。
それは麻紐で幾重にも複雑に結ばれた硬い結び玉であり、「これを解いた者が天下を平定する」との言い伝えがあった。
将軍は十休に向かって「この結び目を解いたなら褒美を遣わす」と挑戦を告げる。
別作短編集『ひゃくもじがたり』の人気コーナー「十休さん」シリーズから短編集を飛び出して、とんち坊主の十休が今回も将軍の無理難題に頓智の絞って挑みます。