あらすじ

二〇二三年三月、中学を卒業したばかりの十五歳の二人の青年、ベンタこと東弁太一(とうべんたかかず)と、分銅海斗(ぶんどうかいと)。見ず知らずの二人。 ベンタは故郷の和歌山県から、分銅海斗は岩手県から、千葉県松戸市にある「徳川ボクシングジム」所属のプロボクサーになることを目指しそれぞれ上京した。 ベンタは中学に入って間もなく父の会社が倒産。さらに不幸が重なり父を病気で亡くす。  ベンタを小一から指導してくれていたバスケットボールアカデミーの巻川コーチに将来の進路を相談する。巻川の友人でスポーツ新聞の記者をしている吉村から、知る人ぞ知るある有名な元プロスポーツ選手だった人を紹介される。  現在は千葉県松戸市でボクシングジムを経営している元世界フェザー級チャンピオン徳川万世だった。  一方分銅海斗は三歳の時、二〇一一年三月十一日に起きた東日本大震災の津波で両親を亡くす。  まだ一歳だった妹と二人、祖父母と共に生き残り、祖父母が両親に代わり二人の兄妹を育てる。  プロ野球選手を目指していたが中学二年の時、震災記念日にボランティアで訪れていた徳川万世とOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオンの田上瞬に出会う。  海斗は妹と祖父母の生活の為、そして人生を自分の力で切り開く為に高校進学と野球を諦めプロボクサーになる決意をするが、祖父栄治郎から、「十年で引退」の条件が課せられる。  ベンタと海斗、十五歳。  ベンタは父を、海斗は両親を失い、違う環境で育った二人が、徳川ボクシングジムで出会い、厳しい練習とバイト生活、高校の通信教育を続けながら、故郷に残した家族の為に、ひたむきに世界の頂点を目指す若きプロボクサーの五年に渡る軌跡。  たくさんの応援を宜しくお願い致します。

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カクヨム
カクヨム2025/03/19
  • 現在の作品「ベンタ」-プロボクシング青春小説-【前編/序章~第三章】+ 特別編 ※全7章