あらすじ

人間の寿命が大幅に延長された未来。最大の死因は心の自殺だった。 体の限界まで心がもたず、眠ったままになり、衰弱して、死ぬ。 火星に移住しセカンドライフを過ごしていた父さんも緩やかに死へ向かっていた。 ボクは父さんの悔いを知るために心に入る。 待っていたのは山と海に挟まれた田舎。古い家と狭い畑。何気ない日常。そこが父さんのちっぽけな世界だった。 暑い夏の日。ニュースキャスターが告げる世界消滅までのカウントダウンは父さんの余命を示している。 父さんを救う鍵となるのは母さんが残した時雨煮。 限られた時間の中で、ボクは父さんの思いを知る。 『日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト』審査員賞

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カクヨム
カクヨム2021/06/11
  • 現在の作品【短編】ボクと父さんの時雨煮終活