あらすじ
人の世界の掟を超えるため、ラミアとなった魔女、オーリィ。彼女の従者は、石巨人族最期の生き残り、テツジ。人里離れた森でひっそりと、気ままな暮らしを送る二人はある日…
キャラと世界をより「普通の」ファンタジーに置き換えた、シリーズ「最果ての村」スピンオフ。
登場人物:
オーリィ:
自ら大蛇の悪魔と契約し、人間からラミアになった魔女。「沼蛇の魔女」と称されている。おだやかで静かな生活を好む一方、自由奔放な性格で束縛を何よりも嫌う。
威力絶大の火炎魔法、石化の魔力を持った蛇眼など、様々な力を持っている。
テツジ:
太古に滅ぼされた石巨人族。オーリィに呪いを解かれ復活、その従者となる。忠義に厚く、オーリィに絶対の忠誠を誓っている。
人間の2倍に迫る身の丈と、岩石のような固い皮膚、そして強靭無比な肉体と膂力を持つ。
コナマ:
ノーム族。人間の子どものような姿だが、年齢は数百歳。旅から旅への薬の行商人、実はノームの世界の最高位聖職者。人間の貴族にも帰依されるほど。
不死怪物に対する強力な破邪の術を心得ている。
ケイミー:
人間の里で暮らすはぐれハルピュイア。仕事は伝書屋。陽気で好奇心が強く、気になった物事にはすぐ首を突っ込む。コナマの友人で共に行動することも多い。
自在な飛翔能力と空中からのキック攻撃はあなどれない。
・メネフ:
侯爵家の道楽次男坊。穀潰しの遊び人と思われているが、実は剣の達人。侠気に篤くスリルを好み、何の得にもならないことにかえって命を懸ける性分がある。
戦で失った左の二の腕は義手で、盾を兼ねる。
・モレノ・ノーデル三世:
侯爵、北方辺境の国ノーデル侯国の領主。異種族に寛容で理知的な名君として名高い。老齢のため現在は国事のほとんどを嫡子バルクスに任せている。博覧強記。
・バルクス:
侯爵の嫡子でメネフの兄。ノーデル侯国筆頭将軍。謹厳実直で性格は弟とは対照的だが、兄弟仲は親密で、無茶をしがちなメネフに常に気をかけている。
・ゾルグ:
バルクス配下の直属兵。貧民街からの賤しい出自から腕一本で認められた男。柄は悪いがバルクスへの忠誠は篤く、メネフともよく気が合う。器用で何事も抜け目がなく、修羅場での実力は本物の戦士。
・ベン:
ゾルグとコンビを組む弟分。コボルド。拙いながら人語を話すことが出来る。弓術や投擲に秀で、獣の本能で周囲の危険や罠を察知する。
・アグネス:
教皇庁第一聖騎士団長。教会の頂点に立つ教皇の娘。槍術に長け、女性ながらその勇猛さから「雌獅子」の異名を持つ。魔城でシモーヌに敗れ捕らわれの身になっている。
シモーヌ:
魔城に潜む高位のヴァンパイア。侯爵領に災いをふりまいている。
強力な魅了の魔力で人間を虜にし、獣の死体と融合させて不死怪物を生み出す。
よだか(大樹霊ゲゲリ):
シモーヌに語りかける謎の声の主。コナマとも深い因縁を持つ。