あらすじ

私、ミリィ・リュクスティリアは『香りの楽園』と呼ばれる領地で調香師をしている16歳の伯爵令嬢。 亡き母から受け継いだ特殊能力——それは「香りを通して人の記憶を読み取る」というもの。特に恋愛関係の記憶は濃厚すぎて、うっかり嗅いでしまうと感情移入して気絶しそうになる始末。 そんな私の前に現れたのが、この国の第三王子クラヴィス。プラチナブロンドで翡翠色の瞳を持つ絵に描いたような美形だけれど—— 「君こそが僕の探し求めていた運命の人だ!」 初対面でいきなりこの台詞。しかも王子の香りから読み取れるのは、花びら舞い散るお花畑満開の恋愛妄想ばかり! 「殿下、私との結婚妄想はやめてください!」 「え? でも君の瞳が光っているのを見たんだ。きっと運命の——」 「それ、あなたの記憶を読み取ってる時の現象です!」 なぜか王子は私の能力に興味を持ち、ついには恋愛相談を持ちかけてくる始末。香水で想いを伝えようとしては大失敗し、毎回落ち込んで相談に来る王子。 一方、娘を溺愛する父と過保護な兄は『ミリィを嫁にやらない連盟』を結成して王子を警戒中。 「可愛いミリィを王子なんかに渡すものか!」 「妹を守るのが兄の使命です!」 調香師として人々の想いに寄り添いたい私だけれど、王子の濃すぎる恋愛脳と家族の過保護に挟まれて今日も大変! 果たして私は平穏な日常を取り戻せるのか? そして王子の恋は本当に実るのか? 香りと記憶、そして想いが織りなす、ちょっと変わったラブコメディ。

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小説を読もう2025/08/23
  • 現在の作品「香りで記憶が読める伯爵令嬢ですが、王子の恋愛脳が濃すぎてツライ」 ―お願いだから、記憶はもっと常識的に!