あらすじ
東ドイツが消えて、早2年。
ドレスデン郊外の田舎に住む少年、マティアス・ベッカーの家に、西ドイツからの役人がやってきた。
「あなたは魔法使いです。ブロッケン・ドイツ統一魔法学校への入学が決まりました」
不安がる両親、わくわくするマティアス。
ベルリン、ミュンヘン、ハンブルク、フランクフルト、そして――ドレスデン。
東も西も、南も北も。
全国の子どもたちが集うのは、統一ドイツの象徴――ブロッケン・ドイツ統一魔法学校!
しかし、学園はまだ東と西の空気が交錯し、対立は色濃く残っている。
東の生徒は“監視されるんじゃないか”と怯え、西の生徒は“自由に使えないのか”と苛立っている。
そして――動き出す、「魔法シュタージ」の影。
「自由に魔法を学べる」――それは本当に約束されたことなのか?
マティアスは新しい仲間たちと共に、混乱の時代を生き抜いていく。
選ばれし者じゃない。ただの少年。
それでもマティアスは、新しい仲間と共に、混乱の時代を生き抜いていく。
※史実のドイツを参考にしていますが、物語の都合上、一部制度や文化・用語を改変しています。
※ドイツに詳しくなくても楽しめるよう配慮しておりますので、安心してお読みください。
※本作はフィクションです。実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。