あらすじ
『刀には竜、花は咲かず』の“花”――小槻瑚依。
本来は彼女の人物像を彫るために始めた連載でしたが、気づけばとんとん長くなり、浅羽隼人の「追憶編」だけでは収まらないボリュームになってしまいました。そのおかげで、女心が分からない私でも小槻瑚依というキャラクターを掴み、本編を進められるようになった。この外伝は、「小説家になろう」時期に書いたものの再編成です。――さて、浅羽隼人とは真っ逆な価値観を持つ彼女は、一体どんな人生を歩んできたのでしょうか。
本編『刀には竜、花は咲かず』の裏面で、「刀」(浅羽隼人)の論理と真逆に「花」(瑚依)が選び続けた価値――“人の命は、地球よりも重いんです”という祈り。その芽生えから、家族の絆、困難の克服、喪失と再起、そしてVtuberという新しい舞台へ。
これは、浅羽隼人の背中とは別方向に伸びていく、もうひとつの等身大の成長譚です。