あらすじ
蒸し暑い、夏の日。
俺は短期の夜間警備のアルバイトの仕事をしていた。
夜になったら、施設内の敷地を回り、あちこちの扉の施錠を確認する。
あとは、定期的に施設内を見回りして、他のメンバーと交代で仮眠でも取っていればいい。
昼夜逆転してしまうのが辛いが、関係者じゃない場所を夜中に見て回れるのは面白いものだ。徹夜に強い俺にとってはちょろい仕事である。
この時、俺はそんな事を考えていた。
だが、俺はこの時、重要な事を考えていなかった。
なぜ、こんなおいしい仕事が俺になんかに回ってきたのか、という事を……。