あらすじ
この学園には、昔から奇妙な噂があった。
「七不思議」が存在する――けれど、そこに語られるのは“七つ”ではなく、“四つ”の怪異だけ。
罰ゲームで「トイレの花子さん」を呼び出してしまった水浅葱るうは、
噂の“花子さん”――小月みつきと出会う。
だが彼女は恐ろしい怪異ではなく、ただの寂しがりやで、友達を求める存在だった。
やがてるうは「死神」「ピアノさん」「お人形さん」……
四つの怪異と関わり、次第に“学園”と“怪異”の境界へと踏み込んでいく。
けれどひとつだけ、決して破ってはいけない掟がある。
――怪異に触れる方法を尋ねてはならない。
それは、命を手放す契約の言葉だから。
日常と非日常が交わる学園で、るうたちの奇妙で優しい物語が始まる。