あらすじ
気がつけば私は乙女ゲーム世界の「悪役令嬢の母」ポジションに転生していた。夫からは冷遇され、義娘からは憎まれ、さらには実家からも利用されるだけの最悪な境遇。ゲームでは、娘が破滅する未来の舞台装置に過ぎない存在だ。だが――私は前世の記憶を頼りに決意する。「二度と誰にも踏みにじられない。必ず幸福を掴む」と。家を飛び出した先で出会ったのは、隣国の皇太子。彼は私を一目で見初め、徹底的に守り抜くと誓う。迫り来る家族と王国の陰謀、娘の破滅フラグ、そして夫の裏切り。その全てを返り討ちにし、私は新しい愛と自由を勝ち取ってみせる――これは悪役令嬢の母がモブから主役へと成り上がる物語。