あらすじ
日常の仕事や人生にいまいち燻っている溝呂木健一(みぞろぎけんいち)は、毎度、仕事中の昼食を職場の隣りの廃ビルの屋上で一人とっていた。
だが、そんな折、溝呂木はその屋上でこれから飛び降り自殺をしようとする若い男と出くわしてしまう。溝呂木は一時戸惑ったものの、勢い一つその自殺しようとする者の飛び降りを止める。しかし、溝呂木としては人助けと思ってした行動なのだが、救われた自殺志願者は「どうして止めたんだ!」と、異常なほど泣きじゃくり怒り狂いその場を去って行った。しばらく茫然自失になる溝呂木だったが、やがてその出来事も気にせずいつもの毎日が再開した。
しかし、ある日溝呂木が出社すると、新人社員を紹介された。名前は草壁直也(くさかべなおや)。その男はかつて溝呂木が飛び降り自殺を止めたその相手だった!?
溝呂木はその草壁と再会して以来、不条理かつ奇妙かつ狂気地味たトラブルに巻き込まれていくのだが……