あらすじ
pixivより転載。
さなコン2へ応募した作品その2。
元々は高校生だかの時に考えてたものを文字にしてみました。かなり粗削りですが、形にできてよかったです。
この頃はかなり妄想だったのに、今ではもう、こんな時代が来る兆しを感じてて………あっ、形にしとかなきゃ!って焦って書きました。(笑)
条件:文頭か文末に『そうして人類は永遠の眠りについた』という言葉を使う。
*****
21✕✕年。
県内に一つ、記憶レンタルショップと言うものがある。
それは、他人の記憶を“擬似体験”出来るものだった。嘗ては一部の金持ちの娯楽だったが一般人がレンタルできるようになって久しい。―――勿論、少々普通の買い物よりはお高いが。
記憶のレンタルとは、“その人の記憶を、その人の思考・人格で所有する”という状態にさせることを表す。
レンタルショップ側には、他者の記憶を貸出す際に様々なルールを遵守する義務がある。
・レンタルするジャンルについては相手に決定権がある。
・再生の際は、相手の健康状態に留意し、血圧等を常に計り観察する。
・再生の際は、相手の手足を拘束する。(再生する記憶によっては興奮状態になる為)
・再生が終わる前に、部屋を明るくしておく。
・相手が自分をしっかりと認識したことを確認してから、拘束を解く。
・相手が自身を認識できていない、出来ていてもまだ落ち着きを取り戻して居ない場合は、三十分ほど安静にさせ、個室ブースで様子を見る。
その他にも、犯罪関連の記憶は警察への貸し出ししか許可されていない。
この記憶については、殺人犯に被害者の記憶を体験させるという―――非人道的な刑罰がある為に必要なものであり、一般人には刺激が強過ぎて貸し出すことは犯罪に当たる。
であるはずなのに、仕事帰りに立ち寄った記憶レンタルショップで、名護は「無差別連続殺人犯の記憶をレンタルするか?」と提案される。