あらすじ
なぁアンタ…―――そう!今そこでこれを読んでるアンタだよ!アンタさえよけりゃなんだが、ちょっと俺の独り言を聞いちゃくれねえか?
実は俺…前世は日本って平和な国に生まれた高校生だったんだ。でもある日、いきなりこの世界に『勇者』として召喚されて何年もまぁこき使われたわけだ。……って言っても別に強制された訳じゃないし、俺も人助けになるならと了承したのが悪かったんだと今になれば思うんだわ。
なにしろ蓋を開けてみれば?異世界転生にありがちなチート能力なんて最初から無いわ、訓練は死ぬほど辛いわ、大衆の面前で勇者として振る舞うのはキツイわで散々だったよ。まぁ俺が魔王を倒した事で、あの世界の人達が平和に生きれるなら良いかと思ってたんだが―――気がついたらなんか俺死んでたんだよね。
んで、目を覚ましたら同じ世界の別の人間として生まれ変わってたから、今回は勇者なんて肩書に縛られずに生きたいように生きたんだよ、本当にそれだけなんだぞ?それだけなんだが……―――
「あらぁ?私たちとの約束を破って…こんな所で何してるのかなぁ?ゼ・ル・ン?」
「そうだぞゼルン、今日は俺たち全員とデートの約束だったよな?忘れたとは言わせねぇぜ?…これはまた全員でわからせてやるしかねぇか♪」
「酷いものですねゼルン殿…。そんなに怯えなくても大丈夫ですよ…?今日は一人につき5回で我慢しますから…ね?」
「皆さん大丈夫です、私の回復魔法でゼルン様を回復できますから…何回でも愛してもらえますよ♡」
な、なんで今世でも前世で助けたコイツらに執着されて―――あっ!?待って!?!?俺を担いで宿に連れて行こうとしないで!?だ、誰かーッ!!屈強な冒険者を連れてきてくれえぇぇ!!!!
「なに言ってんだゼルン、この世界で俺たちに勝てる奴なんていねぇだろ。それにこれはデートから逃げた罰だ…今からたっぷり全員で相手してやるからなぁ♪」
あっ…終わった…………。
【1章のみの再投稿です】