あらすじ
かつて王太子の婚約者だった聖女アリス。
だが王太子の心は再び元婚約者リアンナへと傾き、アリスは居場所を失ってしまう。
執着と意地で空回りし続けた彼女のそばに、ただ一人残ったのは――いつも仮面をつけた無口な騎士、ヴィンスだった。
「君が行くなら、君をどこででも護る」
そう言って寄り添い続けた騎士は、命を賭してアリスを庇い、片腕を失う。
その瞬間、アリスは気づいてしまう。
――私を本当に愛してくれていた人は、この人だったのだと。
不器用で傲慢だった聖女が、“守られる”存在から“愛する人を守る”ことを選ぶ女へと変わっていく物語。
そしてこれは、『婚約破棄は最高の投資でした ~前世ディーラー令嬢、自由市場で国を変える~』 に登場した別キャラクター・聖女アリスのその後を描いた番外譚です。
敵役だった彼女に用意された、新たな幸福とは――?