あらすじ
野上藍は弱点のない完璧な人間だった。
勉強はもちろん学年1位、学年どころか全国模試でも順位は一桁、スポーツをやらせても万能、中学時代は県の代表に選ばれており、今でもでもいろんな部活からの勧誘は絶えない。入学して間もないが、高校内では有名人と言って差し支えない。これは、生まれてからこの方、そんな立ち位置がついて回る人生、これが藍の人生である。しかし、藍はこんなイメージで自分のことを見られていることを知っている。だから、自分自身をひけらかしたり、驕ったりすることもなく、優等生として立ち振る舞っている。
ある日、藍は知らない女子生徒に言われた。
「きみぃ~、いつか潰れるよぉ~」
「は?」
藍は、意味が分からなかった。何のことを言っているのか、そもそもこの女子生徒は誰なのか。
この少女の名前は三葉遥。藍の2つ上の高校3年生。ザ・可愛いを体現しているような彼女は、ちょっと抜けて居る部分もあるが包容力があり、みんなに「おねえさん」と呼ばれている。
みんなに愛されている先輩が完璧といって間違いない後輩に声をかけてきたのだ。
このおねえさんによって藍の完璧は、、、、