あらすじ

「音のない世界は、どんな感じ?」 音のない世界は、きれいだよ。 「たとえば?」 まるで、星屑をちりばめたように、きれいだったよ。あなたと過ごした時間は、たくさんの音で世界が輝いていた。 私たちの恋は、いつも雨が降っていた。 つめたくて、切なくて、苦しくて、あたたかくて。 とても優しかった。 好きになればなるほど、いつも、雨が降り注いでいた。 生まれつき聴覚障害を持つ真央は、18歳の夏にまるでライオンのように元気で影日向ない性格の健太と出逢う。最初は聴覚障害を気にして人と距離を取りがちの性格だったが、健太と出逢い少しずつ変わっていく。そしていつしか恋に落ちる。 幸せになろうともがけばもがくほど、目の前には壁が立ちはだかる。この恋の障害物は他の何でもない自分の聴こえない耳だと真央は絶望しながらも、前を向くけれど……。 私は、耳が聴こえない。 私は、音が分からない。 だけど、言葉にできないこの想いを、両手であなたに、伝えたい。

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カクヨム
カクヨム2025/08/22
  • 現在の作品恋時雨~恋のち、ときどき、涙~