あらすじ

かつて、大賢者と呼ばれた男が居た。  彼は魔王と呼ばれる存在を勇者と共に倒した英雄だったが、いつしか人里から深い森の奥へと移り住んでいた。  人々はそんな不便な場所へなぜ住んでいるのか問うが、その理由を聞けた者は誰も居なかった。  そして魔王が倒されてから五十年という月日が流れ、身体の自由が利かなくなってきたマクダイルは子もいないため世話係として魔法人形を作り出すことにした。  培養した自身の細胞を使い純度の高い『魔石』と呼ばれる魔力が凝縮された石でソレは完成した。  魔法人形の名はディン。  マクダイルは無愛想にしながらも彼を我が子のように扱い、自身の知識・技術・魔法を教え込む生活を続けた。  だが、彼はディンに対し憎しみを込めて言う。  『人間を信用してはならない』  程なくしてマクダイルは息を引き取り、ディンが一人残される。  彼は育った山小屋を後にして旅に出る決意を固めた。  いつかマクダイルと同じ『人間』になるために。  これは人間嫌いな人間が造った、人間が大好きな魔法人形の物語――

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カクヨム
カクヨム2025/08/22
  • 現在の作品人間嫌いの大賢者に創られた最強の魔法人形は人間に憧れて旅に出る【改稿版】