あらすじ

三十八歳、事務系の課長・御影悠生。 地味で軽んじられがちな部署を任されながらも、部下を守るため矢面に立ち、信頼を集めている。けれど日々の疲れは隠せず、家ではネクタイをゆるめてソファに沈む“くたびれたおじさん”だ。 そんな悠生と暮らすのは、十二歳年下の甥――宮坂燈真。 かつて悠生に勉強を教わり、今はシステムエンジニアとして働く青年は、わんこのように懐いて離れない。明るく無邪気な笑顔の裏に、強い独占欲と執着心を抱えながらも「ユウさん、好きだよ」と毎日まっすぐに愛を注ぐ。 家庭教師と生徒。甥と叔父。年下と年上。 ――幾つもの境界線を越えて、ふたりは恋人同士になった。 本作は、そんな“出来上がった恋人たち”の穏やかな日常を切り取る連作短編集です。 朝のキス、会社帰りのコンビニ、夏の汗と麦茶の味。 やがて挟まれる回想のなかで、再会から告白、そして葛藤を経て交際に至る過去も明かされていく予定。 十二歳の年の差を超えて、寄り添い合い、支え合うふたりの物語。

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エブリスタ
エブリスタ2025/08/22
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